続・初めての海外がスペイン!
ドキドキ、ソワソワの初フライト
初の海外、スペインへのフライト。
それが前回にも書きましたように3人で楽しく行くはずが1人で行くこととなり冷や汗滝汗!
当時(20年ほど前)とても評判の良かったシンガポール航空を選びました。
・キャビンアテンダントさんのエキゾチックな制服にちょっとワクワク度がUP!
・席が隣り合わせた旅慣れた日本人のお兄さん達2名が物凄く親切で
ますますワクワク度が急上昇!!
(様々なアドバイスを下さったり、トランジットのチャンギ国際空港で珈琲を奢ってくださったりと本当に親切な方々でした。有難うございました。)
トランジットホテルが快適で、TVでは謎のダンスを延々と踊る番組があり思わず
「なんでやねん・・・」と呟く自分に爆笑したりと
それまでの不安な気持ちから
「あ、もしかしたら結構一人でもイケるのかも?」
・・・といった気持ちがムクムクと湧き上がって来たことを思い出します。
シンガポール・チャンギ国際空港からスペイン・バラハス空港へ向かう機内は
当然といえば当然ですが周りは外国の方ばかり。
飛行機の座席指定の仕方や大切さなど知る由も無かった私は
そこからは窓側の席、隣は無口な男女。
お手洗いへ行く時も何故か体育座りで微妙に足を上げるだけのお二人。
「むむむ!!!」と思いつつも、それまでに出会った人の素晴らしさが支えになったり、
突然芽生えた謎の気合いで何故か楽しく機内を過ごせました。
ついに到着!スペイン!マドリード!
一人で興奮していたらあっという間に到着。
憧れの地、スペイン!首都マドリード!
空港がシンガポールのチャンギ空港とはまた違った異国の香りで「うお~!!!」
・・・と、何でもかんでも感激していました。
英語がほとんど話せなかった私。
スペイン語は日本で半年ほど勉強していたのですがこれが本当に大正解!
少し話せるだけでも全然違う!
ぱっと相手の顔が変わるのです。
私もほっとしました。
「うん、なんとかなりそう。」
空港からは地下鉄、バス等様々な方法で街の中心部へ行けますが
私はタクシーを選択。
物凄く陽気で親切な運転手さんでワクワク度もMax!
タクシーのラジオからはフラメンコが聞こえてくる・・・。素敵!!
前半の宿泊先はオスタル。
日本でいうところの民宿的施設。家族経営が多い。
民宿と違うところは、レストランやカフェなどはついておらず、素泊まりが多い。
バックパッカーや、若い人に人気の値段設定。
他の旅行者との相部屋や、トイレ・バス(シャワー)が共用の場合が多い。
hostalは、pensión(ペンシオン)とも呼ばれる。
日本人のご夫婦が経営されていて、厳しくもあたたかい空間でした。
と、その素敵なオスタルに入室する前にまずここで私のトンチンカンさが発動!
タクシーの運転手さんが
「ほら、ここだよ。気を付けてね。」
と親切にオスタルの真ん前におろしてくれたのにもかかわらず。
「はーい、有難う!アディオース」
なんて言いながら何故かどこかへ歩いて行くものだから
「Noooooooo!!!!ここだって!」
と少し進んだはずのタクシーから降りて走ってきてくれた運転手さん。
す、すいません・・・お恥ずかしい・・・でもなんて優しい!有難うございます。
スペインの家やマンションなどは表札が出ているわけでも無く建物上部に番号がふってあるので
それで判断するんですね。
しかし当時の私、いったい何処へ歩いて行こうとしたのか?自分でも謎です。
運転手さんが言うには
「この地域ティルソ・デ・モリーナ(Tirso de Molina)は
マドリードでも危険な地域なので本当に気を付けて!」
との事でした。
(幸いこの旅では危ない目には遭いませんでしたが、夜はよく悲鳴やサイレンの音が聞こえていたのを思い出します。今はかなり雰囲気も変わり安全度は上がりましたね。)
そして更に続く私のトンチンカンさ。
様々な住居が入っている建物に入る為には通りに面した門横のインターフォンで
やり取りをして解錠してもらうのですが
これまたとぼけた私は
「あれ?この門開かないや、おかしいな、立て付けが悪いのかな?」
と、扉に足をかけてウンウンこじ開けようとする始末。
背後から
「あの・・・なにやってるんㇲか?」
と、声をかけられ振り向くとバックパッカーらしきお兄さんがポカーンと立っている。
「いえ、あの、どうやらこの扉壊れているようですよ開かないもん。」
と言う私にヤレヤレといった顔で苦笑しながら開けてくれた彼。
顔から火が出そうな私。
オスタルのご夫婦にもこの地域の危険さを注意され、扉の件で苦笑されながらも
あたたかく迎えてもらえてほっとしました。
まずは親に電話!
と思い京都へ国際電話。
母親の「大丈夫か~?なんともないか~?」
の声にウルっとしちゃいました。
なんだかんだで実はずっと緊張していたんですね。
翌日からはいよいよフラメンコ生活スタート!
続く
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