スペイン滞在記2001 初めてのスペイン④ マドリードの語学学校

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マドリードでスペイン語の勉強を

フラメンコを勉強するならスペイン語もね♪

はじめは通っていたフラメンコスタジオでいつも聞こえてくる言葉に
「スペイン語の響きっていいなあ」
「話せたら格好良いなあ」といったノリだけで始めたスペイン語の勉強。
まずは友人に誘われて京都市中京区のウィングス京都で開講されていたスペイン語講座を受講。

先生はマジョルカ島出身の方で、教え方やシステムがしっかりとした講座だったので
基礎的な文法をしっかり身につけられたことと
毎週の単語テストのおかげで語彙力の向上が出来たと思う。感謝!

その後半年ほど日本で勉強して渡西。
フライトやトランジット中はずっと英語だったので、マドリードのバラハス空港に到着し
スペイン語が聞こえてきたときは心底ほっとしたものでした。

 

マドリードの語学学校

日本から予約して向かったのはマドリードの語学学校
オペラ駅すぐのイディオマス・プルス(Idiomas Plus)
今はアカデミア・マドリード・プルス(Academia Madrid Plus)という名前ですね。
現在はどうかわかりませんが、当時は昔ながらの趣があるエレベータが中央にある
重厚な建物の中にあり
下数階が一般の住居ピソ
中央が語学学校
その上階が語学生徒用のピソとなっていました。

好奇心旺盛の私は勿論その日から学校のピソ生活もスタート!!!

 

語学学校生活大満喫

各国から集まったスペイン語の学生。
ヨーロッパ圏の人が多いせいか、ノリが良いせいか
初心者クラスもレベルが高くて皆物怖じせずに話す話す!!!
私も日本で半年勉強してきて本当に良かった!
もしそうじゃなかったら毎日白目をむいていた事でしょう。

とにかくみんな親切でフレンドリーなのであっという間に友人ができました。
日本からはるばる単身スペインへ来た初日の不安感は既に吹き飛んでいましたね。

寮長の様な役割の日本人の方が居られたのも嬉しかった!
物凄く優しくて、ピシっと一本筋が通っている方でした。
美味しいお店も毎日教えてもらえて
「あれ?この旅はフラメンコだっけ?語学だっけ?食べ歩きだっけ?」
なんて当初の目的を忘れてしまいそうになるほど!
(結果その全てとなりましたけれどね♪)
この方にまた会いたいなあ。

学校すぐ近くのモンへ(Monje)がとにかくおいしいお店で
ウリである海鮮が絶品。
ここでマテ貝(navajas/ナバハス)にすっかりハマっちゃいました。

 

面白エピソードあれこれ

①登校拒否になったカナダの学生さんを元気にして復帰させるミッションを言い渡される
ろくにスペイン語が話せないのに毎日ご機嫌でクラスに通う私に講師から頼まれたのが
スペイン語が話せないから引きこもりになった生徒さんのクラスへの復帰を手伝うこと。
「え、カナダって英語かフランス語だよね?どっちもわからんがまあいいいか」
と、半ば強引に連れ出してご飯を食べながら遊んでいたら初日でミッションクリア。
校長先生から謎の表彰状(?)がもらえました。

②コーヒーの販売機
日本と同じシステムで勝手にカップも落ちてきてから珈琲が注がれるのだと
思っていたら自分でまずカップをセットしてからボタンを押さなくてなならなかったらしく
ダー!!!っとむなしくこぼれていくコーヒー・・・。
(昔は現在の様にコンビニで買ってカップをもらいセットするイメージは無く
自販機のカップといったら機会が勝手にセットしてくれるイメージでしたよね。)
慌てすぎて叫びながら小躍りしていたらその場の全員に爆笑されたこと。

③勝手に消えるライト
エレベーターホールや階段はライトは数分で勝手に消える仕組み。
そんなことを知らず夜に帰って来た私・・・もちろんパニック。
「え?停電?なに?上階までこの暗闇の中あがるの?」
と滝汗。
ガクブルで2階(スペインだと表記は1階となりますね)まで上がり
建物内の一般のお宅のベルを鳴らす怪し過ぎる私。
勿論先方にしてみたらドアスコープ(あったかどうかは記憶のかなた)の向こうは
真っ暗闇、そのなか鳴り響くベル・・・。
さぞかし怖かった事でしょう・・・ごめんなさい・・・ユルシテ~。

心折れて表の通りまで引き返し、その時閃いた!
ピソのサロンの電話番号を持っていた!
小銭はわずか!頼む誰かでてくれー!!!
と手に汗握り公衆電話から電話をかけると・・・・。
出てくれたー!!!!!!
イタリア人の学生さんのルカ君。
状況を理解すると速攻下りてきて通りで
「ユカー!!!!」
「ルカー!!!!」
と叫びあう私たち。
映画「ボディガード」の主題歌「エンダアアアアアアアアアァ」が脳内で流れましたよ。
電気のつけ方がわからないだけだけどね。
有難うルカ!!!人って本当に天使に見える時があるんだと思った瞬間のひとつでした。

※ライトのスイッチはいたるところにあると知ったのはその数秒後。

 

今ものんびり継続中のスペイン語

フラメンコを始めたきっかけと同じく
なんとなく誘われて、なんとなく楽しそうだから・・・
と、始めたスペイン語。
マドリードでの楽しい時間から時は経ち今も地道に勉強は継続中ですが
やはり普段から意識して使っていないと文法も単語も忘れちゃいそう。

フラメンコと共に生きていくうえで重要なのがスペイン語!
それはハレオ(jaleo/かけ声)カンテ(cante/歌)呼吸などを
学ぶ上で欠かせないテーマだと思います。
自然な呼吸でコンパス(conpas/フラメンコのリズム)を回すように話すこと
を意識し出してからは、ノリで始めたスペイン語がまた違った存在に思えてきました。

ふとした時にがむしゃらに頑張って目一杯楽しんだマドリードでの
語学学校生活が今でも蘇ります。

 

 

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