フラメンコ用語「短くすればイイってもんじゃない」

フラメンコ用語を短くしないってどういうこと?

フラメンコの各名称をこんなふうに言うのは
やめた方が良いと思います。
曲種・曲名 / パロ(曲種)・ヌメロ(ナンバー)
アレグリアス →アレグリ
タンゴ・デ・マラガ→タンマラ
シギリージャ→シギ
ソレア・ポル・ブレリア→ソレポル
セビジャーナス→セビ
ロンデーニャ→ロンデ
グアヒーラ→グア
など
道具
パリージョ→パリ
など
行事
フィン・デ・クルソ(発表会的な催し)→フィンクル
など
技術
エスコビージャ→エスコビ
など

フラメンコ用語を短く言ってしまう原因と大切にしたいこと

日本的な「愛称」「あだ名」「ニックネーム」などは
可愛かったり、言いやすかったり、
親しみが出たり、会話の流れがスムーズにテンポ良くなったりなどがあると思いますが、
異国の文化はそれとは関係なく、
きちんと表現する事が大切だと思います。
フラメンコの技術や表現など一生懸命勉強しているのに、各名称だけそれで良いのかい?
と、思っちゃいます。
自分がクラスを担当している生徒さんがもし
上記の言い方をしていたとしたら
西川きよし師匠よりも目を見開いて
「ん?今なんと言った?」と聞き返します。
現在はほとんどそんなことは無くなりましたけれどね。
そもそもスペイン人アルティスタに
それでは通じないし、仮に通じたとしても
それはそう言う日本人が多すぎて
(日本以外でその短い言いかたを聞いたことが無いので)
妙に慣れてしまった。
と、考えられますね。
通じても「やれやれ」と思っている方が
ほとんどだと聞きます。
そして私も改めて気をつけて行かなきゃね・・・と思いました。

気付いた時から実践して行けば大丈夫

私も習いはじめは
略すのがなんだか格好良く思えて
「私もアレグリ習ってます」とかいつか言いたいなぁ…とさえ思っていましたもん。
今に思えばお恥ずかしい!!!
失敗は成功のもと!どんどん気付いて深めて行きましょう。

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