日本とスペインンのフラメンココンクールについて/日本編(追記済)

お久しぶりです。
前回から随分更新の間があいてしまいました。

何をしていたかというと
「新たな風が吹いた」と、言うか
チャレンジしたいことが一気に見つかり
嬉しいドタバタな日々を送っておりました。
(そして現在もその真っ只中。)

すると突然
これまで自分が挑戦してきたフラメンコのコンクールについて
まとめてみよう!

といった考えが浮かびました。

私がこれまでにチャレンジしてきたコンクール

日本

日本フラメンコ協会 フラメンコ・ルネサンス「新人公演」
私(バイレソロ部門)・・・5回目の挑戦でようやく受賞。
夫(ギター部門)・・・4回目の挑戦で受賞。
(自分の時より受賞が1回早くてちょっと悔しい私)
日本でのフラメンココンクールと言えば真っ先に思い浮かぶのが
この「新人公演」では無いでしょうか?【開催日】
毎年夏開催
・・・今まではそうでしたが
2024年は9月11日(火)12日(水)13日(木)の
秋に決定!
【会場】
中野ZEROホール

【対象部門】
カンテ部門、ギター部門、バイレソロ部門、群舞部門

【参加資格】
新人公演開催年度前期の2月末日迄に入会済の日本フラメンコ協会正会員。
※群舞参加の場合のみ、代表者以外の初年度会員も可。(国籍、性別、年齢不問)
例)2013年度(24期)出演希望の場合、2013年2月28日(23期)までに入会。
会長、副会長、理事長、理事、事務局長いずれか1名の推薦を必要とする。

【賞】
奨励賞、準奨励賞、話題賞
※過去には
特別奨励賞、努力賞
もあったそうです。
最近ではネットによる投票のジャンルもあるようですね。

受賞者には授賞式が後日開催され
記念品が贈られます。
(私と夫のころは確かブロンズの盾だったかな?)

 

※ここではコンクールのカテゴリーに入れさせていただいていますが

日本フラメンコ協会のHPには
「ことに数年前から、プロフェッショナルへの登龍門として
社会的認知を得、コンクール化が論議される中、
協会は一貫して「新人公演は優劣順位をつけるためのものではなく、
新人へのエールを送るために存在する」という姿勢をくずさずにいます。
だからこそ、すべての出演者が主役であり、1人も敗者もありません。」

と表記されています。

 

毎年夏の中野の坂道を汗をかきながらZEROホールへ向かうのが
緊張で死にそうになりながらも、何故かワクワクが止まらない
不思議な感覚でした。
受賞に至るまでに、壁にぶつかりながらも
アルティスタの皆さんからのアドバイスを胸に、挑み続けた経験が
今の私を構築する大きな要素となっています。受賞のお知らせを聞いた瞬間、喜びすぎて貧血が起き
打ち上げ中の皆さんを置いて一足先に
旦那に宿泊先へ連れて帰ってもらったのも今となれば良い思い出。

 

 

 公益財団法人 スペイン舞踊振興 MARUWA 財団 CAFコンクール

「若手芸術家の育成を目指し、将来性のある舞踊家を発掘し、
スペインでの研修機会を提供する為の対象者選考を目的とするコンクールです。」
MARUWA公式HPより。

私 
2005年 第3回ファイナリスト
「第3回ビエンナーレ・フラメンコ・フェスティバル スペシャル
愛知万博 スペインパビリオン主催 Flamenco sin Frontera
-国境なきフラメンコ- 」に出演

2011年9月3日 第6回ファイナリスト
「MARUWA財団設立10周年記念公演日西フラメンコの祭典」に出演

二年に一度の開催と思っていましたが、今回から毎年になったのかな?
今回だけかもしれませんね。

【一次予選】
応募DVDによるビデオ審査
受付期間:2023年8月16日(水)~9月5日(火)17時【必着】

【二次予選】
日時:2023年11月14日(火)
場所:東京・北千住 Theatre1010(シアターセンジュ)

【本選】
日時:2023年11月30日(木)
場所:東京・北千住 Theatre1010(シアターセンジュ)

【賞】
優 勝:賞金100万円(含スペイン研修費)+スペイン往復航空券
準優勝:賞金50万円(含スペイン研修費)+スペイン往復航空券
海外留学賞:スペイン留学資格+滞在費補助+スペイン往復航空券

 

ファイナリストはビエンナーレという記念公演に参加することができ
(当時の話。今は無いのかな?)
しかもその時「愛知万博での記念公演」という何ともラッキーなタイミング!
友人のYちゃんと高円寺にウイークリーマンションを借り
小松原庸子先生のフラメンコスタジオへ毎日通っていました。素晴らしいスペイン人アルティスタ、マエストロの目くるめく
フォーメーションと振付に、ファイナリスト一同
冷や汗をかきながら、でも毎日が合宿のようで
力を合わせて苦難を楽しみながら乗り越えたのを思い出します。愛知万博当日、台風であわや中止か?
のところが突然快晴となり、スペイン人も皆大喜びしました。
この時の経験も凄かったなあ。

全日本フラメンココンクール

2018年、2022年ファイナリスト
【開催日】
毎年春頃開催
【会場】
東京予選、大阪予選がそれぞれ別日にあり
会場もそれまでとは変わることがあります。
本選は「セルバンテス文化センター」、「スペイン大使館」など。

【対象部門】
カンテ部門、バイレソロ部門

【参加資格】
年齢・性別 問わずどなたでも参加できます。
(但し、過去の本コンクール優勝者は除きます)

【参加規程】
予選 アレグリアス系、ソレア系、シギリージャス系、タンゴ系(5分以内)
本選 自由曲1曲(7分以内 予選以外の曲)
※予選、本選共に演奏者はギター1名、カンテ1名、パルマまたはカホン1名の合計3名まで。

【賞】
優勝 賞金15万円、インスティトゥト・セルバンテス・オンライン講座、盾と賞状
準優勝 賞金5万円、盾と賞状
小松原庸子特別賞 賞金5万円、
インスティトゥト・セルバンテス・オンライン講座、盾と賞状

※ファイナリストは、日比谷野外大音楽堂で行われる
「真夏の夜のフラメンコ」に出演できます。
※過去にはスペインはセビージャの老舗タブラオ「Los Gallos」
に出演する権利の賞もありました。す・・・凄すぎた。

 

何年経っても、どんな経験を積んでも緊張はつきもの。
毎回楽しさと同時に吐きそうな緊張感に襲われます。
(どのコンクールでも、ライブでも舞台でも)
この時の経験や自分の中に見つかった課題が
その後のスペインでの受賞に大きな影響を与えてくれました。
日本で私が挑戦したフラメンココンクールは以上です。
他にも色々なコンクールがあるようなので要チェックです。次回はいよいよスペインで挑戦したコンクールについて!!!

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