フラメンコ新人公演まであと一ヶ月!奨励賞受賞に至るまでの思い出 |今ならどのように臨むか? 2/2

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コンクール

何も知らないままに、それでもドキドキワクワクしながら
フラメンコ新人公演にチャレンジをスタートしたあの時。
紆余曲折を経て、確かな手ごたえと共にひとつの結果を出せたのが2010年。

そしてそれからまた月日は流れ、経験値も増え(・・・ていると願う。)
2024年の今の自分がもし新人公演に出るならどのように臨むか?
そんなことがふと頭に浮かびました。

フラメンコ新人公演まであと一ヶ月!
奨励賞受賞に至るまでの思い出 |今ならどのように臨むか? 1/2はこちら

2010年フラメンコ新人公演でソレアを踊る私

フラメンコ|コンクールや舞台その本番にどう向かっていくか?

がむしゃらに頑張り続けた時を経て、「がむしゃらだけではいけないとようやく気付きました。
最初は「楽しい」だけでも良かったんです・・・でも「根っこの部分」がしっかりしていないと
その「楽しい」がだんだん枯れてきてしまう。
特にこの2年は合気道に出会えたおかげもあり、心身ともに見直せるヒントがそれこそ
乾いたスポンジに水が吸収されるように浸透し、閃きもありました。
昨年のスペインでのフラメンコ国際コンクールで結果を出せたのも大きな変化の一つです。

さて!今の自分ならどのように本番へ向かっていくか?

今すぐ実践できること

  • 早寝早起き
  • 食生活の見直し
  • 本番のイメトレをしてみる/イメージが弱い箇所をあぶり出して鮮明にする
  • 股関節の強化/各関節、筋肉の位置の再認識
  • 中心軸(各丹田)の認識
  • とことん脱力を意識してみる
  • 床に足裏が密着できている感覚を探す
  • 衣装を着てメイクをして髪型も整えて練習してみる
  • 経験値のある信頼できる人に臆せず助言を求める
  • 最終的には自分の直感やトキメキを信じて自分軸で責任を持って謙虚に進む
  • よく聞く言葉だけれど「ピンチはチャンス」は本当
  • その地域の神社仏閣へ

書き出してから数えてみたら偶然にも項目がコンパスのように12となりびっくり!

早寝早起き

「なんだ、そんなことか」と思うなかれ♪
超夜型人間だった私。それが今では家族も驚く
(ちなみにうね君はもともと早寝早起きの健康優良児)
早寝早起きとなり、その効果がもたらす良い変化に私自身が驚いています。
頭が常にクリア、体力が持続する、ネガティブになりにくい、
常に最善を尽くせる、なんだか余裕がある
…などなど、書ききれないほどです。
夜型人間だったあの頃が信じられないほど。

食生活の見直し

こちらも「なんだ、当たり前やん」と思うなかれ♪
例えば私だと
なるべくお米梅干し発酵食品系塩化マグネシウムを軸とした上で
魚、肉、卵、野菜を程よく(特に節制はせず割と好きなだけ)食べます。
兎に角お米命!!!
疲労回復や免疫向上には質の良い重曹とクエン酸を混ぜて作った飲み物を摂取。

本番のイメトレをしてみる/イメージが弱い箇所をあぶり出して鮮明にする

すごく効果があります!
お風呂や寝る前などでのんびりと脳内で舞台で踊っている自分をイメージしてみる。
流れが滞ったりモヤっとしている所が弱点なのでそれが明確になるまでイメージを繰り返す。
(※かなり昔、本番一週間前に風邪でろくに練習ができなかった時
 とあるコンクールの予選をこれで乗り切ったことがあります。)
逆に、「それまで全く問題視されていなかった箇所」が直前に
「あれ?ここどうだっけ?」と焦る落とし穴に変化する可能性もあるので
どちらの足からだったか?
逆からもし始めたらどんな手ごたえか?
精神的な対策はもちろん、身体的な面でもあらゆる対策を練っておく。
(※その積み重ねが「自由な表現」に繋がるのかも?)

股関節の強化/各関節、筋肉の位置の再認識

股関節を制する者はあらゆる動きを制す
…って今私が考えた言葉ですが。
可動範囲柔軟性を意識していくとあらゆる面で物凄く変化します。
動きも、しなやかさも、迫力も、存在感も、体力も…う~ん、それこそ書ききれないほど!
各関節や筋肉の位置を再度確認しなおして全てに呼吸(酸素)を巡らせるイメージ。
YouTubeでも様々な良い動画があるので検索検索!

中心軸(各丹田)の認識

上丹田(かみたんでん/じょうたんでん)眉間の真ん中
中丹田(なかたんでん/ちゅうたんでん)両胸の中央
下丹田(しもたんでん/げたんでん|臍下丹田 せいかたんでん)おへその下へ指四本分

※ほかにも頭頂部、股下にもあり計五つの丹田があるとも言われています。
※私の場合ざっくりと各丹田は身体の表面から7センチ内側と考えています。

例えば自分が焼き鳥になったイメージで竹串が全ての丹田を垂直に刺し貫いている
イメージを持ちます。
さらにその竹串はパイプ状となっていて呼吸が快適に上下に行きわたり
サパテアードの音やマルカールの空気もそのパイプに響くイメージも持ちます。

ブエルタの向上にもつながるのでお試しあれ。

とことん脱力を意識してみる

上記④⑤項目を試していると脱力できている自分に気付けるかも?
力むほどに人は弱くなり
脱力するほど人は強くなります。

動きにくい時、やたら疲れるときは身体に力みが生じているので
緩めていきましょう。
※レッスンでは麵つゆのイメージで10倍希釈!!!とかなんとか叫んでいる私。

床に足裏が密着できている感覚を探す

上記脱力が少し意識出来たら基礎練習や実際の振りの練習をゆっくりと
足裏が床に吸着するような感覚が得られるまで繰り返してみましょう。
音も変化するし不思議と自身も湧いてきます。
繰り返していると「表ノリ」も直っているかも?

衣装を着てメイクをして髪型も整えて練習してみる

フル装備をしてみると想像以上に重さ、遠心力、可動範囲、意識に変化があることに気付きます。
それこそピアスやつけまつ毛も大きな影響を及ぼします。
一か月前にまずフル装備で練習してみてその後たまにそれらを繰り返して身体が感じる
変化を確認することをお勧めします。
ファルダの持ち方などもとっても大切。
マントンや小物の扱いの大切さも、そして花や髪飾りなど「飛ぶのが当たり前」とはしないように。
…と、自分の時に最後の最後でバラを飛ばした私が言うのもなんですが。

フラメンコメイクの参考になれば嬉しいです。
宇根由佳の超自己流フラメンコメイク

経験値のある信頼できる人に臆せず助言を求める

自分で壁にぶつかりながら世界を広げていくのはとても大切なことですが…
時として「無い引き出しを嘆く暇があったら信頼する人にアドバイスをもらう」です!!!
切羽詰まった時、煮詰まった時こそ助言が心に風を吹かせてくれることがあります。

最終的には自分の直感やトキメキを信じて自分軸で責任を持って謙虚に進む

とは言っても、どれほど有難い助言を貰っても
軸が自分になければ自分の挑戦、自分の人生ではありません。
自分が一番トキメクのは何か?を信じて進んでいきましょう。
実はこの世界に居るのは自分だけ」と思ってみても良いかも?
自分の責任は自分でとる!その上でまわりに敬意と感謝を忘れに。

よく聞く言葉だけれど「ピンチはチャンス」は本当

これも本当!私の場合こればっかり。
そうなるとヒヤヒヤする状況が来ても
「さ~て面白くなってきました!」と脳内で実況が始まるイメージが浮かぶので
昔より気持ちが楽になりました。
乗り越えるのも逃げてみるのも選ぶのは自分の自由♪
大切なのは思い悩まないこと。

その地域の神社仏閣へ

神社仏閣大好きの私。
自分の住む地域は勿論、会場近くの神社仏閣へも行きます。
お願いだけではなく、普段のお礼も忘れずに。

他にも

・その振りの背景にはスペインのどのような文化が関係しているか?
・客席の皆さんを投げ縄で捕まえてパクっと食べちゃって自分のエネルギーになってもらうイメージ。
・好きなアルティスタの動画を見る。
・舞台に立つ直前まで改善や確認をする。
・靴ひもがほどけないか?ファルダの下に保温の何かを履いていないか?確認。
などなど、全て今でも私が心がけて実践していることです。

ファイトー!!!!!

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