振付とは?
・振付を覚えて格好良く踊りたい。
・楽しかったはずの振付がだんだん苦痛になって来た。
・振付に追われる日々で常にストレスを感じる。
・発表会が終わるたびに新しい振付を覚えなくてはいけなくて正直しんどい。
・頑張って覚えたのに「振付を踊るな」とアドバイスを受けた。
・ギターさんがいつも通りに弾いてくれないと、カンテさんがいつも通りに歌ってくれないと踊れない。
・フラメンコを楽しむためには「引き出しを増やせ」と言われるけれど、そもそも引き出しが空っぽ。
といった悩みを持っている人が多いのではないでしょうか?
振付(ふりつけ)
芝居・舞踊などで、歌曲に合わせて行う所作(しょさ)を考案して演者に教えること。
また、その人。
まず結論!「振付を踊る」ことはとても大切
- 型を知る・理解できる。
- 振付(型)には先人の知識が凝縮している。つまり宝物庫。
型を知る・理解できる
はじめから全てを完全な状態で会得している人間なんて
(よっぽど特殊な例を除いて)この世に存在しないと思います。
つまり白紙の状態。
そこに素晴らしい絵や文字、模様を描くか、美しい折り紙とするか
はたまた
汚すか、ぐしゃぐしゃにするかは個人の自由。
型を知る・理解するということは
より良い方へ自分を導くための方法なのだと思います。
(指導者としてもまず自分で自分を導けないようなら生徒さんへ伝えるなんてことは
出来ないはずですもんね。)
振付(型)には先人の知識が凝縮している つまり宝物庫
フラメンコや武道、あらゆる伝統文化、その存在について
根っこを大切にした上でどんどん変化していくとしても
はじめに発見した、創りだした、編み上げた人の存在の凄さ。
も~う、有り難すぎて感謝してもしきれません。
フラメンコの場合、柱となるのはコンパス(フラメンコの呼吸・リズム)ですよね。
その丸さ、完璧さ、そして心底大切にした上で壊す粋さ
でしょうか?
そしてフラメンコの振付にはそのエッセンスが凝縮していますね。
先人が気付き、創りだし、何度も練り直した振付。
どうすれば身体の理論にあった動作となるか?
身体を痛めることもありつつ、より良くするために何度も試行錯誤があったと想像できます。
理にかなった「型(振付)」がないと
日本には「形無し」という言葉があります。
形無し(かたなし)
・本来の形を損なうこと。跡形のないこと。
・台無しになること。
上記を見るだけで、理にかなった振付(型)の大切さが身に沁みます。
実際にどうすればよいのか?
身体の理論に合った動作で何度も振付を繰り返す。
↓
人(先生・先輩)から貰った振りが自分のモノとして自然に振る舞えるまで(咄嗟に出せるようになるまで)
何回も何回も繰り返す(腹に落とし込む)。
これらを意識していると
自分の内側に意識が向きはじめ
どの情報が必要か?と自分の頭で考えられるようになります。
盲目的ではなく自分の足で進む本当の一歩の大切さも感じ始めるのかも?
まとめ1
正しい(理論の)振付(型)を何度も繰り返して自分に落とし込む。
↓
他者から貰った振りがだんだんと自分に染み込む。
↓
その中でも特にトキメク3本の柱の様な根っこ的存在の振付を探す。
↓
それらを繰り返す間に心身ともに自分軸が形成され、「振付(型)」の大切さが本当に理解でき始める。
↓
苦手意識を克服できる。
(どころか、楽しい存在だと再認識できる。)
まとめ2 「引き出しって」?
ここまで読んでくださって有難うございます。
そしてここまで読んで下さった方はもう「引き出し」の持つ意味を
既に理解されているのではないでしょうか?
何度も何度も正しく繰り返した先に発見できた数本の柱。
それらを自分の中に落とし込むことで
強くてしなやかな柱、魅力的な引き出しとなります。
自分の頭で考えて、自分の身体で感じて動く
その責任軸が内側にあるからこそ
判断する能力も向上するんですよね。
全ての根はひとつ!
そしてそこに各国のエッセンスが取り込まれて
各国の素晴らしい文化になるのだと思います。
つまり楽しまなきゃ人生ソン!!!
Vamos a disfrutar juntos.
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