【フラメンココンクール】日本とスペインで挑戦し続けた理由 2では主に新人公演について書きました。
今回は日本で私が挑戦した
公益社団法人 スペイン舞踊振興 MARUWA財団「CAFフラメンココンクール」
そして
全日本フラメンココンクール
について経験したこと、学んだことを述べて行きたいと思います。
日本のフラメンココンクール
公益社団法人 スペイン舞踊振興 MARUWA財団「CAFフラメンココンクール」
2002年から立ち上がったこちらのコンクール。
シンプルに「賞」を見ただけでも、可能性に希望を抱く若き挑戦者達にとって
とても大きなチャンスとなるコンクールではないでしょうか?
公益社団法人 スペイン舞踊振興 MARUWA財団「CAFフラメンココンクール」
のサイトには
若手芸術家の育成を目指し、将来性のある舞踊家を発掘し、スペインでの研修機会を提供する為の対象者選考を目的とするコンクールです。
このように記載されています。
私のこのコンクールに関する経歴は2回挑戦
- 2005年第3回CAFフラメンココンクールファイナリスト
- 2011年第6回CAFフラメンココンクールファイナリストとなります。
となります。
2005年第3回CAFフラメンココンクール
・またまたよくわからないままに「楽しそう!」の気持ちだけで挑戦。
・申し込みから予選通過の間に結婚した為、予選通過者の貼り出しに
旧姓と現在の「宇根」が同時に記載されていたのも良い思い出。
・関西予選で手応えを感じていたはずが本選の皆さんの「技術・芸術」の高さに圧倒され冷や汗が止まらない私。
・体調管理の甘さから直前にインフルエンザとなり外出可能となるのが本選東京入り前日。
・結果はズタボロでしたが寝込んでいる最中に必死で繰り返した「イメージトレーニング」が
この時絶大な支えとなりました。

なんと!この時ファイナリストとして「愛知万博」で踊らせていただけました。
友人と東京に泊まり込んで小松原庸子先生のスタジオへ通い、スペイン国立舞踊団や
コンセルバトリオ(スペイン王立音楽院)の偉大な先生方に直接ご指導いただけたのは
人生の宝とも言える経験でした。仲間とも試行錯誤しあい、台風で当日は中止か?
いや・・・開催決定!!!!となり日本人もスペイン人も大喜びし合ったのは
最高の思い出です。


2011年第6回CAFフラメンココンクール
・前回の悔しさから「技術・芸術」をしっかり学ぼうと決意。
・「タブラオ向きの踊り」と何度かアドバイスを貰う事が出来「舞台での表現」
というキーワードを以前よりも意識し出す。
・でもやっぱり「(思い込みのコンフォートゾーンから出たくないだけの)自分にとっての快適な踊り」
を踊ってしまい結果は当たり前だけれどまたまたズタボロ。

この時もファイナリストとして
「2011年ビエンナーレ・フラメンコ・スペシャル10周年記念公演【日西フラメンコの祭典】」
新国立劇場に出演させていただきました。
カルメン・レデスマさん、マリ・ペーニャさんら「フラメンコを生きる」マエストラ、
マエストロの皆さんと共にその場に居られたことで大きな気付きの欠片を貰えた気がしました。
振り付け担当のクリスティアン・ぺレスさんが目の前で試行錯誤を重ねて
私達に素晴らしい振付をして下さったのも感激!
2回の挑戦を通じて出会えた方々、今も大切なご縁となっています。


この頃の自分のコンクール挑戦理由は
楽しそう、ワクワク、がむしゃら、ちょっと限界突破したい、そして負けん気
だと判明。
さて次回はこれまでの日本での挑戦ラスト「全日本フラメンココンクール」!
続く
コメント